ソケットスクリューの
“先駆者”であり、
業界をリードする
存在として

互省製作所は、1931年の創業以来、
ソケットスクリューという一分野を深く掘り続けてきました。

互省製作所は、日本でいち早くソケットスクリューの製造に着手した専門メーカーです。

戦後、欧米から輸入した工作機械に採用されていた六角穴付きボルトの将来性を見抜き、分野特化へと舵を切りました。

その後、六角穴付きボルトのJIS制定時には、当社規格が基準として採用。
現在もJIS・ISO規格の見直しや制定に当社技術者が委員として参画しています。

私たちの考える「トップ」とは、
業界に先駆けて最新の技術と最高の品質への挑戦を創める存在であり続けること。

専門メーカーとしての歴史と実績が、市場からの信頼を支えています。

“心臓部”を自らつくる、完全内製の技術力

最重要部位を、自分たちで支配する。

六角穴付きねじ類において、品質を左右する最重要部位は「六角穴」です。
締付力、トルクの安定性、耐久性。その全ての起点となるのがこの部分です。

互省製作所では、六角穴を形成するための工具を自社で内製しています。
工具を外部に依存しないことで、

◆品質の安定
◆改善のスピード
◆不具合への迅速対応
◆新製品開発の自由度

を実現しています。

最も重要な部分を他社任せにしない。
それが、専門メーカーとしての責任であり、他社の追随を許さぬ競争優位です。

六角穴の“心臓部”を自らつくる、完全内製の技術力

製品ではなく「締結」を設計するという発想

互省製作所の設計の特長はねじ部品単体ではなく「締結体全体」を捉えている点にあります。

ねじ部品は、単体で性能が完結する部品ではありません。
締付けトルク、摩擦係数、相手材の材質、座面状態、繰り返し外力のかかり方――
複雑な条件が組み合わさる中で安定した締結品質を維持して、はじめて本来の性能が発揮されます。

互省製作所では、塑性加工(冷間圧造)・ねじ転造・熱処理という基幹技術に加え、締結技術そのものを“設計システム”として捉える視点を持ち続けてきました。
その結果、六角穴付きボルトをはじめ、六角穴付きテーパねじプラグ、つば付き六角穴ねじプラグ、オリフィス、フランジヘッド、ショルダボルトなど、用途特化型の製品群の拡充をしてきました。

ユーザーに応じたボルトを提供できる理由

互省製作所の高強度ボルトは、「強い」という一点だけで語られる製品ではありません。
同じ強度区分であっても、疲れ強さ・遅れ破壊への配慮・締付け再現性など、求められる性能は用途によって異なります。

私たちは、お客様の使用環境や設計意図を丁寧に汲み取り、その条件に応じて「最適な一本」を提案・提供してきました。

私たちは、ユーザーの使用環境や設計意図を丁寧に汲み取り、その条件に応じて「最適な一本」を提案・提供してきました。
ユーザーに応じたボルトを提供できる理由

高圧・高気密を“実証”で支えるプラグ技術

高圧・高気密を“実証”で支えるプラグ技術

互省製作所のプラグ類が高く評価されている理由は、設計開発と試験検証体制が直結している点にあります。

六角穴付きテーパねじプラグやつば付き六角穴ねじプラグは、高圧下での気密性が求められる部品です。
私たちは「理論上大丈夫」ではなく、試験による実証の上で製品化を行っています。

50MPaの圧力試験などをおこない、実機に即した評価を重ねることで、過酷な使用環境でも安心して使えるプラグを提供しています。

高圧でも
漏れを許さない。
信頼できるプラグを。

高圧環境で発揮する、確かなシール性能

互省製作所のプラグ製品(六角穴付きテーパねじプラグ/つば付き六角穴ねじプラグ)は、油圧・高圧用途で求められる気密性と作業性を両立。
実機に近い条件で検証し、安定性能を磨き続けています。

高圧環境では、わずかな加工差や締付条件の違いがシール性能に直結します。
互省製作所は、加工精度に加え「締結の成立条件」まで踏まえてプラグを設計。
六角穴付きテーパねじプラグは高圧下での確実なシール性能を追求し、つば付き六角穴ねじプラグはOリングを嵌めることによって更なる高圧下でのシールを実現します。
さらに試験による評価を通じて、過酷な使用環境下での気密性を確認し、結果を設計・製造・品質へ即時フィードバック。
規格適合にとどまらない“安定して使える品質”を、バックデータと工程内保証で支えています。

試験・検証を内製するという強み

互省製作所は、評価・検証を自社技術として蓄積していることが強みです。

これらを通じて得られるデータは、製品改良や新製品開発に直結しています。

3D形状測定器

3D形状測定器は、製品の立体形状を三次元データとして捉え、設計形状とのズレを詳細に解析できる測定装置です。ねじ形状や複雑な輪郭も正確に評価でき、試作・開発品の検証や原因解析に有効。形状精度の見える化により、再現性の高いものづくりを支えます。

真円度・円筒形状測定機

真円度・円筒形状測定機は、軸部や円筒部の真円度・円筒度を高精度に測定する装置です。ボルトやプラグの回転性能、密着性、耐久性に直結する重要な要素を数値で評価。わずかな形状誤差も見逃さず、安定した締結品質の確保に役立てています。

マイクロスコープ

マイクロスコープは、表面状態や微細な欠陥を高倍率で観察するための装置です。ねじ部の加工状態、表面の傷や異物の有無などを詳細に確認可能。日常の品質確認からトラブル時の原因究明まで、現場の「気づき」を裏付ける重要な役割を担っています。

引張試験機

引張試験機は、ボルトの引張強さを測定する装置です。規格への適合確認はもちろん、材料や熱処理条件の違いによる性能差も評価可能。締結部品として求められる強度と信頼性を、数値で確実に裏付けています。

動圧試験機

高油圧部品の耐密性を調べるための試験機です。
0から最大70MPaまでの高油圧を掛けることにより、六角穴付きテーパねじプラグやつば付き六角穴ねじプラグなどのシール性を実機に沿った評価をするための試験機です。

蛍光X線膜厚計

蛍光X線膜厚計は、めっき皮膜の厚さを非破壊で測定する装置です。製品を傷つけることなく、めっきの均一性や規定膜厚を正確に確認可能。耐食性や長期信頼性に直結する重要な管理項目として、品質保証に活用しています。

疲労試験機
疲労試験機

疲労試験機は、繰返し荷重を与えることで、ボルトや締結部品がどの程度のサイクルで疲労破断に至るかを評価する装置です。引張強さだけでは見えない“疲れ強さ”を数値で把握し、長期使用時の信頼性を検証します。実使用に近い条件で試験を行うことで、安定した締結性能の裏付けと設計条件の最適化に活用しています。

粗さ測定器
粗さ測定器

粗さ測定器は、製品表面の微細な凹凸(表面粗さ)を数値化する測定装置です。ねじ部や座面の表面状態は、摩擦係数や締付トルク、シール性に影響を与える重要な要素です。本装置により加工面の状態を定量的に評価し、ばらつきを抑制。締結特性の安定化と品質保証の強化に役立てています。

3工場体制の強さ

三つの得意分野が、ひとつの品質になる。

樽町の開発力、三春の対応力、さくらの量産力。三つの工場が「相談できる距離感」でつながることで、様々なニーズに対応し、品質と技術はより強くなります。

互省製作所の強さは、工場が複数あること自体ではなく、工場ごとの得意分野が違い、その技術が“共有される文化”にあります。
量産で磨かれた管理手法や設備の知見、製品別に求められる加工・熱処理のノウハウ、新製品や新工程を立ち上げる現場力。それぞれの引き出しを、工場の垣根を越えて見せ合い、相談し合えるからこそ、「井の中の蛙」にならずに、品質を上げ続けられる。
さらに、クレームや不具合情報は品質部門を軸に管理者層へ共有され、応急処置と真因追究を使い分けて再発を防ぐ――。この全社の動き方が、3工場体制の“強さ”を実力に変えています。

3工場体制の強さ
本社樽町工場

樽町工場

“試す・考える”が日常になる、
技術の立ち上げ拠点。

樽町工場が担うのは、量産だけではなく「次をつくる」役割。新製品や新工程の立ち上げ、小ロット多品種の生産など、変化の多い仕事に向き合いながら、現場で答えを探します。
ここで大切にしているのは、「言われた通りにやる」よりも「なぜ?」を持つ姿勢。疑問を出し、試し、改善につなげる文化が、技術の引き出しを増やし続けています。工場長自身も現場と近い距離で対話し、壁をつくらない空気の中で、挑戦と学びが積み重なる現場です。

三春工場

三春工場

特注品の品質を崩さない。
 

三春工場の主力は、お客様専用の特注品。少量・多品種の要求にも応えられるよう、冷間圧造のみならず切削機やバッチ式の熱処理炉を備え、様々な製品の加工体制を強化しています。現場で徹底しているのは、行き当たりばったりにしない「根拠と計画」。品質・コスト・納期を両立するために、プロセスを大切にし、疑問を放置しない姿勢で、安定したものづくりを支えています。

さくら工場

さくら工場

キャップスクリューを量産する、
一貫工程の“主力工場”。

さくら工場は、互省製作所の代表製品であるキャップスクリュー(六角穴付きボルト)を中心とした量産工場です。冷間圧造から熱処理、包装までの流れを一貫で管理できる体制は、品質の安定と工程内保証を強力に支えています。
現場の意識は「不良を出さない」ではなく、「工程で品質をつくり込む」。最終工程では選別機などの設備も活用し、確実に“良品だけを届ける”ための仕組みを積み上げています。加えて、工場長が日々現場を巡回し、対話で状態を掴む文化が、組織の動きを早くし、量産現場の強さを底上げしています。

技術を支えるのは「人」であるという考え方

どれほど設備が整っていても、最終的に品質を決めるのは人です。
互省製作所では、厚生労働省認定の社内技能検定制度をいち早く導入し、技能を“見える化”し、標準化し、次世代へ発展、継承する仕組みを築いてきました。

成形加工機械調整というねじ製造特有で高度な技能を、学科・実技の両面から評価し、社員一人ひとりが誇りを持って技術を磨く文化が根付いています。

技術を支えるのは「人」であるという考え方

締結技術で、
産業の安心を
支え続けるために

互省製作所の技術力は、単なる製品スペックの集合体ではありません。
思想・試験・人材育成・現場対応力――
それらが一体となって初めて成立しています。

ねじ一本に、
どこまで本気で向き合えるか。

その問いに、90年以上向き合い続けてきた答えが、
ここにあります。